運営メンバー


<幹部(14期幹部)>

今年度、USIC運営を行うメンバーを紹介します。

 

代表 北村草太 一橋大学商学部2年

 岸田首相が「貯蓄から投資へ」の本格的な推進を発表してから、日本人の投資に対する考え方は急速に変わりつつあると思います。以前は、投資といえば「いかがわしいもの・ギャンブル」という悪い印象を持つ人が大半だったかもしれませんが、現在では多くの人が投資を将来のための重要な資産形成手段の一つとして捉え始めています。全く投資に興味がなかったような友人が「積立NISAって何?」「インデックスファンドって何?」と私に尋ねてきたときには、投資という概念が全国民に徐々に浸透しているのだなと実感しました。

 しかし一方で、投資にかかわる正確な知識が定着しているかといえばどうでしょうか。「積立NISAは元本保証」などの根本的に誤りのある認識を持っている人がいたり、「投資の勉強なんかしなくても、何も考えずに積立NISAでS&P500を買い続けていれば問題ない」という極端な意見が出回っていたりと、投資への興味関心ばかりが先行して、金融リテラシーの普及には課題が残っているといえるのではないでしょうか。

 投資における金融リテラシーとは、「リスクとリターンの関係を理解」し、「金融商品の中身について正しい知識を持つ」ことであると考えています。この2つを無視すると何が起きるかは、過去のITバブル崩壊やサブプライムバブル崩壊に示されているでしょう。歴史は繰り返すので、同じような惨事は今後も発生するかもしれません。その際に、もし前述の金融リテラシーを持っていなければ、自らのリスク許容度を超えた投資を行って、再起不能になってしまうということも考えられます。投資を活用して豊かな人生を実現するためには、金融リテラシーの獲得が必要不可欠なのです。

 人生の残された時間が多く、必然的に投資の恩恵を多く受けることのできる我々学生は、金融リテラシーをもつことの重要性が特に大きいと考えます。そのサポートをさせていただくのが、学生投資連合USICです。USICは「学生の金融リテラシー向上を通じて『日本を学生から金融大国へ』」というビジョンを掲げ、ボトムアップのアプローチから日本の誰もが投資によって豊かな人生を送れるようになることを目指しています。USIC代表として、そして金融を学ぶ一人の学生として、皆様と一緒に学生の金融リテラシー向上に全力で取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

学生投資連合USIC  14期代表 北村草太

 

 

<副代表 藤尾凌成 慶應義塾大学法学部政治学科2年>

 最近、投資を推奨する広告や看板が増え、大学の友人も投資について興味を持ち始めているように感じます。一方、実際に投資を行ったり、ニュースや指標をチェックしている学生はまだまだ少ないように感じます。投資を行うということは、単に利益を得ることだけでなく、経済状況に敏感になり、会社の一部になるということでもあると考えます。

 一度は誰もが興味を持つであろう投資を学生の間から気軽に知ることが出来るよう活動していきます。よろしくお願い致します。

学生投資連合USIC  14期副代表 藤尾凌成

 

<副代表 秦利佳 慶應義塾大学法学部法律学科2年>

 近年、政府はNISAやiDeCo等の投資支援を行っています。かたや企業は企業型DCの導入を推進しています。このように投資の知識の必要性が高まっていく流れの中で、投資はしっかり勉強して挑めば怖いものではなく興味深いものだということを多くの学生に知ってもらいたいと考えています。投資の魅力の一つに、「社会で今、何が起こっているの?」「会社はどう動いているの?」と興味を持たせてくれる点があります。実際に小額であっても自身の金銭を金融商品に投資することにより、政治経済や企業の動向をチェックするようになります。投資は社会を見る窓となり、私たちの学びの動機付けをしてくれます。USICの活動を通して、このような投資や金融の魅力をひろめる一助になれよう全力を尽くして参ります。

 また、弊団体では金融リテラシー向上を目指す試みの一環としてIRプレゼンコンテストを開催しております。ご協力いただいております企業様や学生の皆様へは、日頃の並々ならぬご尽力に厚くお礼申し上げるとともに、今後とも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 それでは1年間、どうぞよろしくお願いいたします。

学生投資連合USIC  14期副代表 秦利佳

 

<マネージャー(広報・メディア) 脇本将文 横浜国立大学経営学部2年>

 私は自分の父のことを、私の知っている中で一番リスクヘッジが厳しい人間だと思っています。曽祖父、祖父から受け継いだ質屋を営業しています。ですが、株式投資はしていません。初めてした時に50万損して以来、手をつける気がないと言います。ちょうどリーマンショックの時だったと聞いています。

 私は自分の父に何度も何度も「勉強して再挑戦した方がいいよ!」と言ってきました。それでもいまだに父は株式投資を始めてはいません。最初の失敗があるのもそうですが、父の中ではコストとリスクの採算が合わないのだと思います。

私はやはり、人の金融リテラシーを高めるというのはとても難しいことだと思います。そして、その難しいけれど、大きな社会的意義を持つことこそが、私がUSIC運営の一員としてこれから一年間関わっていくことだと思っています。

 この活動を通じて、微力ながらもそんな社会貢献ができればと思っています。どうぞ一年間よろしくお願いいたします。

学生投資連合USIC  14期マネージャー 脇本将文

 

<SPOCK編集長 竹内創太朗 明治大学法律学部法律学科2年>

 皆様は「投資」についてどのような印象を持っているでしょうか。最近では、政府が資産所得倍増計画を標榜し、具体的な政策を通じて国民の資産所得倍増を図っているため、多少なりとも関心を持っている方が多いかもしれません。しかし、同時に大切なお金を失いかねないリスクを伴うものとして、負の側面に囚われたネガティブな見方をしている方もまだまだ多くいるのではないでしょうか。実際、我が国では超低金利が続きながらも、諸外国に比べて預金として貯蓄される金融資産の割合が高いのが現状です。

 もちろん、投資はお金を失うリスクを伴うという事実認識には全く相違ありません。未来を確かに見通す力を持つ人が存在しない以上、不確実性は必ず付きまといます。失敗せずに投資をしようとしたら、それは不可能です。しかし、投資を通じて得られるものは、単にお金を増やすか、減らすという結果のみではありません。適切なリスク管理と投資戦略を身につけ、それらをアウトプットしながら行った投資の過程で得られる知見は、きっと私たちを取り巻く社会を見つめる目の解像度をいっそう高めてくれるものです。

 USICでの活動を通じて正しい知識を身につける場を皆様にご提供し、投資を難しい、怖いものとして忌避している方の投資に対する障壁を取り除くお手伝いができたら幸いです。

これから一年間、よろしくお願いいたします。

学生投資連合USIC  14期SPOCK編集長 竹内創太朗

 

<シニアスタッフ(13期幹部)>

これまでの経験を活かし、後代へのアドバイス・サポートを通じて、弊団体の内部統制・ブランディングを担当

 

チーフシニアアドバイザー:迫嵩明(東京大学経済学部)

シニアアドバイザー:渡辺飛鳥(慶應義塾大学文学部

シニアアドバイザー:小川徳丸(慶應義塾大学文学部)

シニアアドバイザー:清水優葵(明治大学法学部)

シニアアドバイザー:橋本航(一橋大学商学部)

 

<顧問(12期幹部)>

若者の投資のしやすい環境作りを目指し、政府・業界などの外部への働きかけや発信、イベントへの出席を担当

 

顧問:八田潤一郎(慶應義塾大学法学部)